歯ブラシと歯間ブラシはどちらも必要?正しい使い方と選び方を徹底解説

毎日の歯みがきは、お口の健康を守るために欠かせません。
しかし、「とりあえず磨いているだけ」という方も多いのではないでしょうか。
歯ブラシや歯間ブラシを正しく使うことで、むし歯や歯周病をしっかり予防できるようになります。
歯ブラシ・歯間ブラシの役割とは?
歯ブラシや歯間ブラシには、お口の健康を守るための大切な働きがあります。
それぞれどんな役割を担っているのか見ていきましょう。
お口の中の汚れを落とす
食事のあとは、食べカスや汚れが歯の表面に付着します。
これらは唾液中のタンパク質と結びついてネバネバした膜(バイオフィルム)になり、水や洗口液では落とせません。
歯ブラシの毛先を歯の表面にきちんとあて、小刻みに動かしてていねいに汚れを落とすことが大切です。
特に、歯と歯肉の境目には目に見えない小さなすき間があるため、歯ブラシを斜め45度にあて、汚れをかき出すように磨きましょう。
また、歯と歯の間や奥歯のすき間など、歯ブラシが届きにくい部分には歯間ブラシを併用するのがおすすめです。
お口に中の汚れをそのままにしておくと、むし歯菌や歯周病菌のすみか「プラーク(歯垢)」がつくられます。
プラークは放置すると硬くなって歯石となり、歯科医院でしか取れなくなってしまいます。
むし歯や歯周病を防ぐためには、毎日の歯みがきと歯間ケアでプラークをためないことが何より重要です。
歯肉の血行を促す
歯ブラシや歯間ブラシには、汚れを落とす働きだけでなく、歯肉を適度に刺激して血行を良くする「マッサージ効果」もあります。
血流が悪くなると歯肉が弱り、出血や炎症を起こしやすくなります。
歯を磨くときは、歯肉もやさしくマッサージするようにケアしましょう。
自分に合った歯ブラシ・歯間ブラシを選びましょう
効果的なケアのためには、道具選びも大切です。
歯肉がデリケートな方や歯のエナメル質が薄い方は、やわらかめの毛質の歯ブラシがおすすめ。
お口が小さい方は、ヘッドの小さなタイプを選ぶと磨きやすくなります。
歯間ブラシはサイズ選びも重要です。細すぎると汚れが落とせず、太すぎると歯肉を傷つける原因になります。
部位によって歯の間の広さは異なるので、複数サイズを使い分けるのも良い方法です。
もし迷った場合は、歯科医院で歯科衛生士に相談してみましょう。
定期的な健診でブラッシング指導やみがき残しチェックを受けることで、より効果的にケアができます。
交換のタイミングも忘れずに
歯ブラシや歯間ブラシは、毛先が開いてきたら交換のサインです。
古いまま使い続けると汚れが落としにくくなるだけでなく、歯や歯肉を傷つけることもあります。
清潔で効果的なケアのために、定期的に交換しましょう。
毎日の歯みがきと歯間ケアは、将来の歯を守るための大切な習慣です。
ご自身に合ったケア方法や道具選びにお悩みの方は、ナチュラルスマイルデンタルクリニックまでお気軽にご相談ください。

