白くて自然な歯に!オールセラミック治療の特徴と注意点とは

オールセラミックスとは?

虫歯などで歯を削った際、その部分に詰め物をして穴をふさぐ処置を行います。しかし、削る範囲が広くなると、詰め物では対応しきれず、「クラウン(冠)」と呼ばれる被せ物で歯全体を覆う必要があります。

かつてクラウンといえば金属製が一般的でしたが、技術の進歩により、セラミック(陶器の一種)で作られた「オールセラミッククラウン」が登場しました。

セラミックは非常に硬く、変色しにくい素材です。また、表面が滑らかで汚れがつきにくく、自然な透明感があるため、見た目がとても美しく、天然の歯と見分けがつかないのが特徴です。そのため、現在では審美治療(見た目の美しさを重視した歯科治療)に欠かせない素材となっています。

オールセラミックによる審美治療

「歯を白くしたいけれど、ホワイトニングでは時間がかかる」「色ムラを一気に整えたい」といった場合には、オールセラミッククラウンを用いた審美治療が選ばれることがあります。
治療は、歯をある程度削ってセラミッククラウンを被せるだけ。早ければ1ヶ月ほどで自然で美しい白い歯を手に入れることができます。色味も自由に選べるため、自分好みの白さが実現できます。

また、金属を使用しないため、金属イオンによる歯ぐきの変色や金属アレルギーの心配もありません。クラウンの厚みや形を工夫すれば、軽度の歯並びの乱れや、歯のすき間も目立たなくすることができます。

オールセラミックスのデメリット

オールセラミックは硬くて丈夫な素材ですが、それがデメリットとなることもあります。

  • 天然歯より硬いため、噛み合わせる歯や支える歯にダメージを与える可能性があります。
  • 柔軟性がないため、強い衝撃を受けると割れてしまうこともあります。
  • 強度を保つために厚みが必要なので、金属クラウンよりも歯を削る量が多くなる傾向があります。
  • 保険適用外の自由診療のため、費用が高額になります。
  • 技術力が求められるため、歯科医師や歯科技工士の技量によって仕上がりに差が出ます。
  • 健康な歯を削る必要がある点は、特に大きなデメリットです。

さらに、オールセラミックのクラウンには寿命があります。適切なケアをしても、一般的には10年ほどが目安とされています。交換のたびに再度歯を削る必要があり、そのたびに歯の寿命は縮まっていく可能性があります。

治療を考える際のポイント

オールセラミックによる審美治療は、見た目の美しさや機能性に優れた選択肢ですが、メリットとデメリットをしっかり理解した上で検討することが大切です。

信頼できる歯科医院を見つけることが、満足のいく治療結果につながります。不安がある場合は、複数の歯科医院で相談してみるのも良いでしょう。納得した上で、長く付き合えるパートナーとして歯科医院を選んでください。

ナチュラルスマイルデンタルクリニックでも、審美性と機能性を両立したセラミック治療を行っています。カウンセリングだけでもお気軽にご相談ください。